身体にいい?紅茶の効果・効能

身体にいい?紅茶の効果・効能


日本でも人気の高い紅茶は、あくまで「嗜好品」というイメージが強くなっています。
しかし、実際には紅茶は優れた効果・効能を秘めた飲料なのです。
今回は紅茶の効果・効能について紹介します。

紅茶とは

紅茶は茶葉が完全に酸化発酵したお茶のことです。途中で酸化発酵を止めると「烏龍茶」になります。
紅茶のルーツは実は中国の雲南省や、チベット、ミャンマーの山岳地帯です。健康に良いものとして周辺地域では昔から珍重されてきました。
17世紀頃に世界中で貿易を盛んに行っていたオランダがヨーロッパに中国の緑茶を伝え、様々なお茶が人気を博しました。
イギリスでは特に烏龍茶などの酸化発酵をさせたものが人気で、イギリス人の嗜好に合わせて酸化発酵の度合いを高めているうちに、茶葉が完全に発酵した「紅茶」が生まれました。
その後、イギリスは植民地であるインドやスリランカに茶葉の栽培を行わせ、現在まで続く紅茶の一大生産地を築きました。

紅茶の効果・効能

嗜好品としてのイメージが強い紅茶ですが、実は色々な健康効果も確認されています。

強い抗酸化作用

人間は酸素を取り込み、エネルギーを作りだしていますが、この時にエネルギーと一緒に「活性酸素」という物質も生成されています。
活性酸素は極めて有害な物質で老化、動脈硬化、生活習慣病などの原因となります。
この活性酸素の働きを抑制し、細胞を守る働きが「抗酸化作用」です。

近年、お茶類は強い抗酸化作用がある飲料として注目されています。
なかでも茶葉を発酵させている烏龍茶や紅茶は、発酵過程で緑茶の代表的な成分である「カテキン」が変化し、より強力になっているとされます。
カテキンは発酵課程で「テアフラビン」に変化し、より強力な抗酸化作用を発揮します。烏龍茶や紅茶の赤みはテアフラビンが原因です。
紅茶からテアフラビンを摂取することで抗酸化作用が発揮され、動脈硬化や生活習慣病などを抑制することができます。

抗ウイルス作用・殺菌作用

テアフラビンはカテキンが変化した物質なので、カテキンと同様の効果を発揮してくれます。
インフルエンザウイルスをはじめとするウイルスに対して、感染力を失わせ、感染症を予防することが判明しています。

また、ウイルスだけでなく食中毒の原因となるボツリヌス菌や、感染すると胃潰瘍や胃がんを引き起こすピロリ菌に対しても、殺菌・消毒効果が確認されました。
紅茶を飲むだけでもこれらの効果は得られますが、おすすめしたいのは紅茶でうがいをすることです。
口内でウイルスや菌を無力化できるので、予防力は高いといえます。

ダイエット効果

紅茶はダイエットに最適な飲料です。
紅茶には、烏龍茶で注目されている糖と脂肪が体に吸収されるのを抑制する効果が備わっています。
食事のときに紅茶を飲むことで効果を発揮してくれます。

注意したいのは比較的脂肪分が多い牛乳を大量に入れたり、脂質と糖質の高いケーキを紅茶のお供にしているとダイエット効果を実感しにくいということです。
紅茶を意識して飲むようにするとともに、食生活の見直しをすると効果が実感しやすくなります。

ビタミン・ミネラル補給

食生活が乱れて栄養バランスが崩れていると不足しやすいのが、ビタミンとミネラルです。
紅茶にはビタミンB1・B2や、カリウム、カルシウム、マンガンといった不足しがちな栄養分が含まれているため、しっかり補給することができます。
紅茶1杯あたりの栄養価がずば抜けているわけではありませんが、日頃から紅茶を飲むようにしていると栄養を補うことができます。

おわりに

今回は紅茶の効果・効能について紹介しました。
紅茶は嗜好品として楽しめるだけでなく、色々な健康効果を発揮します。
独特の香りや味を楽しみながら健康になりましょう。